静岡県菊川市 国指定重要文化財応声教院山門
~徳川家ゆかりの文化財~
石段を上がった入口にそびえ立つ朱塗りの門です。間口7.80m、奥行3.63m、切妻造、本瓦葺八脚門は、昭和29年9月17日に国の重要文化財に指定された建物です。寺院の八脚門は側面を2間とするのが通例ですが、この山門は側面を1間としています。太い角柱上に冠木を渡し、軒の出を腕木で支えるなど、実に剛壮雄大で優美さがあり、全体の構造形式は城門に近いという特徴のある門です。この山門は寛永3年(1628)2代将軍・徳川秀忠が亡くなった母の供養にするため静岡市の名刹「宝台院」に築造された大門でした。大正4年(1915)に應聲教院がゆずり受け、大正7年(1918)この應聲教院に移築されました。安土桃山時代のやさしい上品な味わいがあり、東海第一の山門と呼ばれています。
現在の山門は、静岡市の宝台院総門を譲り受け、大正7年(1918)に移築した物てあり、記録によれば寛永53年(1628)の建立と言われ、
昭和48年に屋根瓦葺き替え及び塗装の部分工事が実施されて以来、今日にいたります。
平成22年には山門の傾きを指摘され、傾斜測定の調査を実施し、平成27年にも同様の調査をした所、傾斜が進行しており倒壊の可能性が高いという結果でした。
その為、令和3年4月から3方向より倒壊防止の為にワイヤーで引っ張り補強をしております。
これにより文化庁、県、市と協議した結果、緊急に工事が必要という判断になり、令和6年度より工事に着手する事となりました。
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